映画「さかなのこ」鑑賞

 息子も夫もいない、娘と二人の夜。「ママの好きに過ごして良いよ」と娘が言ってくれたので、ワインを飲みながら映画鑑賞させてもらうことにしました。


 以前から見たいと思っていた「さかなのこ」。さかなクンの半生を描いた映画で、さかなクンがどんな人生を歩んできたのか興味がありました。さかなクンを演じるのがのんさんということにも、女性だけどあの不思議な感じがすごく合っている!と思っていました。

 主人公のミー坊は、子供の頃も大人になってもずっと変わらなくて、周りの人たちはそんなぶれないミー坊を尊敬しているし、そのままでいてほしいと願っている。ミー坊がそのままでいることが周囲の人にとっての願いだし、幸せなんだと観ていて思いました。

 好きなことをしたいだけなのに、お魚に関わる職業では上手くいかないミー坊。そして最後に残ったのは、昔からやり続けていたお魚の絵を描くということ。ただそれをし続けていた先に、「お魚博士になる」というミー坊の夢に辿り着くのでした。

 ぶれないミー坊もすごいですが、そんなミー坊を応援するお母さんもまたぶれていません。それがすごいなと思いました。また、本編の最後にあったのんさんへのインタビュー映像で、「好きを複雑にしない」というコメントが心に残りました。好きを複雑にすると見失うし、好きをシンプルに続けていった先に夢が叶うのだと納得しました。

 私の目の前にも「好き」をし続けている子供達がいます。それをそのまま応援しようと改めて思いました。そして、私にも「好き」があったはず。子供達の応援団だけでなく、自分の「好き」も応援してあげようと思いました。


365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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