映画「ディア・ファミリー」鑑賞

 映画「ディア・ファミリー」を娘と鑑賞してきました。まだこの映画の主題歌も決まっていない頃に、映画館で予告編を観て、絶対観たいと思った映画でした。そして主題歌が大好きなミセスだと決まった時の喜び!曲を聴いてさらに感動。映画公開を心待ちにしていました。 

 我が子のために親が前例のない高い障壁に挑戦する。これまでの息子の子育てと、想いの部分で共感するところがありました。スケールは違いすぎますが、それでも、我が子のために沸々と湧き上がるエネルギーの凄さには、自分でも驚くことがあります。かつての自分だったら、こんなことできなかったんじゃないかなと思うことを沢山してきました。少なくとも自分のためだけだったら、こんなパワーは湧いてこない。守りたい誰か、喜ばせたい誰かがいるから、人は自分の想像以上の力を発揮することができるんじゃないかと実体験からも思います。

 泣くことは予想していたけれど、涙が鎖骨まで流れ落ちるとは思いませんでした。涙の粒が次々と頬をつたうのです。奇跡は何か特別なことが起こるから起きるんじゃない。地道な努力の積み重ねが、諦めない強さが、奇跡につながるのだと思いました。ドラマティックな何かが起こるわけでもなく、現実が次々と容赦なく立ちはだかります。それでも家族で力を合わせてできることをやっていく。諦めない。その姿に周囲の人が心を動かされていく。信念が現実を突き動かしていく過程を見せていただいたと思いました。

 ずっと頭の中を主題歌が流れています。素晴らしい作品を作ってくださり、ありがとうございました。


 

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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