勉強が忙しくなり、もうすぐピアノを一旦お休みする娘と、プロの演奏を聴きたいと思いました。
娘にとってもわたしにとっても区切りとなるように。
以前から聴いてみたかった辻井伸行さんの演奏!
娘にとっては初めて聴く本格的なピアノのコンサートとなります。
なんて豪華なコンサートデビュー!!
私もクラシックコンサートは気づけば12年ぶりでした。
娘が一緒にコンサートに行ける年齢になったということですね。
前半はヴァイオリニストの三浦文彰さんとARKシンフォニエッタによるベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲。三浦さんのヴァイオリンは圧巻で、ヴァイオリンに全然詳しくない私にも、とてつもなく上手い演奏なんだと伝わってきました。思わず身を乗り出して聴き入りました。
ARKシンフォニエッタの皆さんは若手演奏家で構成されていて、そういうオーケストラを見るのは初めてで、視覚的にも新鮮さを感じました。見た目の瑞々しさと、演奏の素晴らしさとで見とれてしまいました。
そして休憩を挟んで辻井さんの登場。本物の辻井さんだ!と感動しました。娘も身を乗り出して、背の高い大人たちの間から一生懸命辻井さんを見ていました。
曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番 皇帝。
音が本当に綺麗で、息を呑むように見て聴いていました。
辻井さんの身体の動きは音に耳を澄ませて全身で音楽を感じ取っているように見えました。
途中、娘がピアノで弾いたことがあるフレーズ(?)が出てきて、娘が興奮していました。
最後は割れんばかりの拍手。
声を出せない分、「最高でした」の気持ちを伝えたい一心で思いっきり拍手しました。
隣で娘も渾身の拍手をしていました。
この日は忘れられない思い出の日になると思います。
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