中秋の名月といえば、父が亡くなる1年前のことを思い出す。
中秋の名月のその日、家族4人で家の前に出て月を眺めた。
当時中学1年生だった私は「中秋の名月」という言葉をその時初めて知って、
毎日先生に出していた日記に家族で月見をしたことを書き、その記事が学級通信に掲載された。
その月見のことを母も姉も私もよく覚えていて、中秋の名月が来るたびに父のこととその夜のことを思い出す。
今日は私の新しい家族4人で、お月見をした。
今の家に引っ越して6年経つけれど、3階のベランダに4人で出るのは初めてのことだった。
用意していたみたらし団子と3色団子をお盆に乗せて、お月見しながら優雅に?いや、あっという間にお団子を食べた。
わちゃわちゃして、まさに花より団子状態。(笑)
それでも、最後に一人ベランダに残って月を眺めながら、これも私たち家族の記憶に残るシーンになるのかなと思った。
今夜はきっと沢山の人たちが月を眺めているんだろうな。
父もどこかで眺めているかもしれない。
月を眺めると今は会えないその人を思う。
そして、今会える人たちに感謝する夜。
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