映画「ドライブマイカー」鑑賞


 GWの合間の平日だった昨日。主人が休みを取れたので、子供たちが学校に行っている間に映画を観てきました。最初は家の片づけでもしようかという話になりましたが、せっかくならいつもとは違う世界を覗けるような体験がしたいと思いました。以前から気になっていた「ドライブマイカー」を観にいくことに。事前に解説動画も観ていたし、学生時代に読んだ「ワーニャ伯父さん」が物語の鍵になりそうだったので、「ワーニャ伯父さん」の内容のおさらいもして、準備万端で臨みました。

 感想については、受け取るものが大きくて、どう書いていいのかまとめきれる自信がありません…!私はとても好きな映画でした。色んなところに散りばめられたヒントを回収していくような感じもありました。印象的だったのは言語を超えたコミュニケーションが描かれていたことです。私が普段から自閉スペクトラム症の息子とのコミュニケーションで抱えている、言語を超えたところで理解しようとする試みと重ねながら観ました。映画の中のあのお芝居のように、現実世界でもあんな風にコミュニケーションが成立できたらいいな。そんなことを思いました。

 3時間という長さを感じさせないくらい集中して観ることができました(途中ちょっとおしりが痛くなりましたが)。静かで、美しくて、時々心がざわっとして。ひとつひとつのセリフや表情を見逃したくない。そんな気持ちで観続けました。

 自分の気持ちに蓋をしないで、正しく感じること。自分を大切にすることが相手を大切にすることにつながる。恐れないで、愛を選んで。そんなことを感じた作品でした。またふと観たくなるような予感がします。


365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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