Mrs.GREENAPPLE「Utopia」鑑賞。

　Mrs.GREENAPPLEのライブに行ってきました！メジャーデビュー7年目の記念の日に、活動休止を経てのライブが2年半ぶりに開催されました。

　もう長いことファンで、初めてミセスのことを知ったのは5年半くらい前です。その頃は息子のことが一番大変な時期で、私はこの日常をどうしていったらいいのかと泣いてばかりいました。その時出会ったのがMrs.GREENAPPLEの「鯨の唄」。その歌詞にハッとさせられて、下を向いて泣いてばかりいた私が、前を向くきっかけをくれた歌でした。それ以来、ずっと私の人生を伴走してくれる存在です。息子が自閉スペクトラム症かもしれないと気付いたのが7年前だったので、ミセスが走り始めた時期と、私の人生がガラッと転換した時期が同時期だなと、勝手にご縁を感じたりもしています。

　そんなわけで、いよいよ活動再開となり、本当に楽しみにしていました。

   冒頭から、心を掴まれる選曲。その曲を選んだメッセージが伝わってきて、始まりはその曲以外に考えられないような気持ちになりました。他にも、思わず飛び跳ねてしまうような嬉しい選曲もたくさんありました。

　メンバーのみんなが元気で、こうして届けてくれること、そして私がこの場にいられることが奇跡のように感じました。次がいつなのかもきっと分からない。当たり前じゃないから、この瞬間を噛み締めないとと思いました。

　この日は校長先生にプレゼンをしてきた日でもありました。この日と決まっていたわけではなかったけれど、色んなことが重なって、今日すべきだと私は思い、前日に資料を完成させたのでした。良いお話ができて、流れが変わっていくのを感じました。

　ミセスのライブの日は、こういうことが見事に重なります。何のハードルもなくライブに行けたことがありません。ひとつ階段を上がるとミセスのライブに行ける。そんな感じがします。だから私にとって、ミセスのライブはご褒美のように感じるのです。

　色んなことを乗り越えて、帰ってきてくれてありがとう。幸せな時間を届けてくれてありがとう。心の中で何度も叫びました。