1ヶ月娘のアトリエをお休みしました。
娘も私も、行く気持ちになれなかったためです。
あるコンクールに出す娘の作品が完成し、それは私たち家族にとってかけがえのない作品になりました。
「この作品を、一生家に飾りたいね」
娘とそんな話をしました。
その後、応募作品は今年から返却されないということを後になって知ったのです。
何度も応募していたので、作品は戻ってくるものだと思いよく確認していませんでした。
私はそのことを知った日、眠れないほどのショックを受けました。
そして初めて、あの作品がどれほど私にとって大切なものだったかを知りました。
娘も泣きました。
またアトリエに行こうと、どうしても思えませんでした。
それでも少し時間が経ち、やっぱり絵を描きたいという気持ちになり、行くことにしました。
娘はとても楽しそうに生き生きと描いていました。
「やっぱり通いたい。今日すごく楽しかった」
そうだよね。また、描いていこう。
そしてあの作品は、私がもう一度描こうと決めました。
きっと未来には、あの出来事はもう一度描くために起きたのだと、
そう思える日が来るような気がしています。
~娘8歳と母の記録~
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