自由創作のアトリエで子供たちの創作をサポートしています。
色んな子がいて、その時の子供の調子や、子供と子供の組み合わせで、毎回その空間に変化があって面白いなぁと思います。
普段ゲームの絵の写し絵をすることが多い男の子が、今日はふと「自分の絵を描く」と言って、大きな紙に絵の具で絵を描き始めました。
彼の内側から湧き出た絵は、雄大な自然の中に彼の好きな電車が走っていて、温かみのあるとてもいい絵でした。
「素敵だね〜」と感動していると、もう一人の男の子が「僕も描く!」と言って、同じく大きな紙に絵の具で絵を描き始めました。
彼が大好きな電車の絵で、さっきの子とはまた違った世界観のある絵で素敵でした。
1枚では足りず、1時間ほどで3枚も描き上げました。
ものすごい集中力。
もう一方では一番年下の女の子がワイヤーを使って電車を作り始めました。
それを見ていた別の男の子が、同じくワイヤーを手に取り何やら装置のようなものを作り始めました。
その後その二人はホチキスを使って一緒に作業をし始めました。
こうしてお互いにインスピレーションを与え合いながら作品が生まれていく空間は、なんて素敵なんだろうと思いました。
お互いの良さを認め合いながら、自分を表現して、さらに人とコラボレーションしていく。
小さな空間の中に、理想の社会の縮図を見たような気がしました。
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