見られたくない気持ち

息子が大好きなチャレンジタッチは写真を撮ることができます。

息子は本の絵や、テレビの画面などを撮影し、その画像に何やら書き込んでいます。


集中して作業してくれているので、その間に私は家事をしたり色々とやることを進めていました。


時々気になって覗き込むと、「一人で!」と言われてしまい、何を描いているのかよく見えないというのもあります。


今日はそーっと覗いてみたところ、何やら可愛い絵を描いていました。

ピンク色の四角い物体から両手がはえ、両手には何か食べ物のようなものを持っています。


思わず「可愛いね〜」と言うと、息子はそ〜っと消し始めました。


「えー!消さないで!保存してほしいなぁ」


というと、仕方ないなぁという感じで、描き直してくれました。




でも最初に描いた両手に持っていたケーキのようなものは描いてありません。

代わりに頭の上に何か乗っています。


さっきのを写真に撮りたかったなぁと思いつつ、チャレンジタッチ本体に保存してもどうせ息子に消されてしまうと分かっているので、私の携帯で接写させてもらいました。


接写したことを確認した息子は、「はい、おしまい」という感じでデータを削除してしまいました。


残念すぎる……。

きっとこれまでも素敵な作品が生まれていただろうに。


見られたくないという息子の気持ちを尊重したい、でも作品を残してほしいという気持ちの狭間で揺れます。


寄り添いつつ、息子の「しょうがないなぁ、写真撮らせてあげるよ」という気紛れが訪れるのを、息子の作品の1ファンとして気長に待ちたいと思います。




365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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