半年に一度の小児科での経過観察の日。息子が2歳半の時からお世話になっている臨床心理士のY先生との面談です。半年に一度なので、毎回息子の成長ぶりに驚かれます。それは見た目も中身もです。私も半年分の出来事を短時間で先生にお伝えするため、頭をフル回転して記憶を呼び覚まし、脳内で要約して伝えます。
半年分のエピソードを話しながら、私自身も出来事の整理と、自分たちの取り組みを承認することができました。息子の様々な時期を知ってくれている先生なので、しみじみとその成長ぶりに感心してくださいました。面談途中、息子があることをしたいと私に言いました。それは今することではないので、「お話が終わるまで待てる?」と私が聞くと、「うん」と素直に息子は受け入れました。そのやりとりを見たY先生が「すごい!前はこんな風に待てなかったですよね。状況を理解して、待ったり我慢したりすることができるようになっていますね」とおっしゃいました。
確かにそうです。私の指示を振り切って何かをするということが、今はほぼありません。昔は衝動を抑えられないところがあったので、そこは本当に成長したなと思います。
それは私たちの安心感につながり、今まで諦めていたことにも挑戦しようという意欲につながっています。この夏でいえば、学童に息子を預けることや、息子と私での長距離移動など。それは私たちの生活の質をぐんと上げることにつながります。まだまだ不自由なこともあるけれど、私は今、すごく穏やかに過ごせています。
私が持てるようになったこの余白を、次は何かに役立てたい。そういうステージに来ていると感じた日でした。
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