南天の実、再び。

 我が家の庭には南天の木が植えてあります。庭の木を決める時、パッケージされた庭木のプランを提案されましたが、南天の木を植えたくて1本だけ差し替えてもらいました。実家の庭にもあった南天。「難を転ずる」という縁起木として人気なのだそう。また、南天は「福をなす」という縁起のいい花言葉を持っています。

 家を建てる時に、母から「新居にはぜひ南天の木を植えてほしい」と熱望されたのがきっかけでした。縁起物が好きな母。南天の木に赤い実がなると、冬の到来を感じて好きだったので、自分の家にもあったらいいなと賛成しました。

 最初の年は、なんと実がなりませんでした。造園業者さんに診てもらったところ、木が新しい土地に引っ越したストレスで実がならなかったのではないか、とのこと。木もストレスを感じるんだ!木も生き物なんだなぁと感じました。

 そして翌年、赤い可愛い実がたくさんなりました!緑の葉に赤い実が映えてとても綺麗でした。まだ幼稚園児だった子供たち。遊びに来てくれたお友達に実を分けてあげたりしていた思い出もあります。

 ところがその翌年あたりから、実がならなくなってしまいました。前年にたくさん実がなったから、今年はお休みなのかな?柿も1年ごとに豊作と不作を繰り返すというし。という素人考えで、あまり気にしていませんでした。

 翌年も、その翌年も、実はならないまま数年が経過しました。流石におかしい。それが今年になって、変化がありました!5年ぶりに実がなったのです!



 今年になって時間ができた主人が、まめに庭の手入れをしてくれるようになりました。雑草はほとんど生えない庭ですが、伸びすぎた枝やつるを剪定してくれていました。きっとその間引きの効果で、栄養がいき渡るようになったのではないかと思います。パパ、ありがとう!

 数年ぶりになった南天の実に心が華やぎます。まだ緑色の実。赤く色づく日が楽しみです。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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