息子の親友Rくんがうちに遊びに来てくれた時に、息子の絵を見たRくんのお母さんが、「この前観に行ったマティス展の絵に似てる」と言いました。マティスのことはそんなに詳しくないのですが、色鮮やかな絵を描いている印象がありました。今回、オンラインコミュニティーのみなさんとマティス展へ行く機会があり、ご一緒させていただきました。
音声ガイドは今や必須アイテムです。これがあると作品への理解が深まります。マティスの初期の作品から晩年の作品まで一挙に見ることができ、彼が絵画への実験を繰り返し続けた冒険家と評される理由が分かる、見応えのある展示でした。彼の試行錯誤が観て取れる面白い企画でした。こんな風に絵画の研究に没頭できる人生は幸せだろうな。晩年にマティスが手がけた、南仏ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂は、マティス自身が「生涯の最高傑作」と言ったそうです。人生の最後に教会を手がけることになったというのも、まるで生涯をかけた研究成果の発表の舞台のように感じました。
今までに見たことのない、とても興味深い画家でした。まだまだ消化しきれません!もう一度観に行きたい、そう思わせる展示でした。
撮影OKのエリアにて。小さなお子さんも多くいました。
色鮮やかな作品。この黒い線がマティスの特徴のように感じます。
カラフルな切り絵たち。確かに息子の作品のテイストに似ています。
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