ASDの子の虫歯治療

 1ヶ月前から予告されていた息子の虫歯治療の日。「麻酔が怖いよ」「麻酔は痛い?」その発言の頻度がどんどん増えていきました。緊張が高まっているのを感じます。

 いよいよ歯医者さんに向けて出発。息子は靴を履きながら「ふえ〜ん」とひと泣きしました。息子の葛藤が伝わってきます。もっと幼い頃はこんなに怖がることなく治療されていました。状況が分かるようになってきたからかな?何をされるか予想ができるから、怖さも一緒にやってくるのでしょう。その恐怖を乗り越えようとする気持ちも伝わってきます。成長しているんだなと嬉しくもなります。

 歯医者さんに着くと、息子はソワソワ。落ち着かせるために特別にスマホタイムをさせます。じっと我慢して待つより良いでしょう。さて、名前が呼ばれていよいよです。息子は「麻酔する?麻酔する?」と何度も先生に確認。幼稚園の頃からお世話になっている信頼できる先生で、冷静に優しく対応してくださいます。見通しを持たせるための事前説明。そして「⚪︎秒頑張ろう」と頑張る時間の目処を分かりやすく伝えてくれます。

 おかげでスムーズに治療を進めることができました。治療の山場を越えると、息子は余裕が出てきたのか、治療されながら小さく鼻歌を歌っていました。「もしかして⚪︎⚪︎ちゃん、鼻歌歌ってる?」と先生。場が和みます。(笑)本当に息子は分かりやすくて、素直で可愛いなと思います。

 無事に虫歯治療が終わりました。こうした治療を受けることがASDの人達にとっては人一倍大変なことだし、担当してくれる先生の理解や環境整備が必要だなと感じました。息子は成功体験を積めたので、大きな自信につながったと思います。

 そして今回の教訓として、甘いものをもう少し控えて、そもそも虫歯にならないように気を引き締めてもらいたいものです!おつかれさまでした。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

0コメント

  • 1000 / 1000