ハンカチの魔法2

帰宅して、クラスのみんなからのメッセージカードを読んだ。

1枚1枚、その子らしさが表れている。

こんな風に息子は受け止められていたんだなぁと思った。

色んな愛情表現があって、笑ったり、ジーンと来たり、カードをめくるたびに感情が忙しい。


あるカードを読んだ時、自分でもびっくりするくらい涙が溢れた。

それは息子といつも一緒にいてくれた女の子からのものだった。



「私は◯◯くんがいなくなるとさびしいです。

なぜなら、私は◯◯くんがいたから毎日がおもしろかったからです」



授業中も、休み時間も、いつも息子を気にかけてくれていた。

休み時間になるとマイペースにフラッとどこかへ行く息子の後を追っていく姿を見た。

算数が終わると「◯◯ちゃん、算数楽しかった?」と聞いてくれた。

私のところへ来て「◯◯ちゃんの好きな食べ物は何ですか?」と聞いてくれた。

息子のことを知りたいと思ってくれる気持ちが伝わってきた。


放課後に一緒に遊ぼうと、母の私を介して誘ってくれたのもこの子だった。

初めてお友達に放課後に遊ぼうと誘ってもらった時のあの嬉しさ。

この子のおかげで、何度も放課後にクラスのお友達と遊ぶことができた。


この子の存在に、息子も私も救われていた。

寂しさを味合わせてしまって申し訳ない気持ちにもなった。

感謝の気持ちが溢れてくる。



学校は違っても、また遊んでくれるかな。

そう願ってやまない。



続く。


365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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