息子が自転車の練習を始めたのは、年中か年長の頃だったと思う。
当時は息子にペダルを漕ぐ意欲が全くなく、ハンドル操作する意欲もなく、夫や私が全力で息子の自転車を支えて練習していた。
幼稚園児とはいえ、大きめな身体の息子を支えて走るのはかなり重労働で、ヘトヘトになっていたものだ。
親の方が気持ちを奮い立たせねばならず、練習をポツポツと続けた。
そんな日々を積み重ねて、数メートル自分で漕げるようになった。
その辺りから息子の自転車への意欲が上がったようだった。
パパの数少ない休日に、少し離れた公園まで自転車で行けるようになった。
とはいえ、公道を走らせるのはまだ危険なレベル。
人を避けたり、坂道のブレーキをしっかりかけられるようにならなければ安心できない。
「目標は、家族4人で皇居一周にしよう!」
そう決めたのが昨年の秋。
皇居を散歩した時に、次は自転車で来よう!と夫が目標設定をした。
夏は暑いから、その前までに。
目標を設定すると進むもので、それからも熱心に夫は自転車の練習をしてくれた。
そして今日。
私の前をスイスイと自転車で走る息子の姿は、すごいの一言。
まだまだ危なげなところもあり、隣を夫が伴走しないと心配だけれど、それでもこの成長はすごい。
ちゃんとできるようになるんだなぁ。
どんなことも諦めずに練習すれば、人より時間がかかってもできる。
夫と息子が積み重ねた練習の日々を思い、感謝の気持ちが溢れた。
ありがとう。
今日は家族4人でサイクリングできた記念日だね。
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