お風呂のいいところは、洗うこと以外にすることがないことだ。
リビングなどにいると次から次へとやることが目について、息子とじっくり向き合おうという気持ちになれない。
お風呂で息子と向き合った時、ふと後ろからギュッとしてみたいと思った。
目を合わせるのが苦手な息子。
膝に乗る時も、後ろを向いて乗るのを好む。
湯船に浸かりながら「ママ椅子だよ〜」と言って息子を座らせると、
私の方を見上げながらこう聞いた。
息子「僕は◯◯(息子の名前)?」
私「? そうだよ?」
息子「まだ◯◯(息子の名前)?」
私「そうだよ?どういう意味?」
息子「僕はお父さんになれる?」
私「そうだね、◯◯もきっとお父さんになれるよ」
不思議な会話だった。
まだ◯◯?ってどういうことだろう。
まるで息子が自分を客観的に見ているような。
「お父さんになる」というのは、息子にとって「大人になる」という意味だと思う。
以前にもそういう会話をしたことがあるからだ。
僕は大人になれる?という意味なのかな。
息子を解りたい。
言葉に頼っていては解ることはできないかもしれない。
言語への執着を手放して、私は探求するとしようか。
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