不思議な会話

お風呂のいいところは、洗うこと以外にすることがないことだ。


リビングなどにいると次から次へとやることが目について、息子とじっくり向き合おうという気持ちになれない。


お風呂で息子と向き合った時、ふと後ろからギュッとしてみたいと思った。


目を合わせるのが苦手な息子。

膝に乗る時も、後ろを向いて乗るのを好む。


湯船に浸かりながら「ママ椅子だよ〜」と言って息子を座らせると、

私の方を見上げながらこう聞いた。



息子「僕は◯◯(息子の名前)?」


私「? そうだよ?」



息子「まだ◯◯(息子の名前)?」


私「そうだよ?どういう意味?」



息子「僕はお父さんになれる?」


私「そうだね、◯◯もきっとお父さんになれるよ」



不思議な会話だった。

まだ◯◯?ってどういうことだろう。

まるで息子が自分を客観的に見ているような。


「お父さんになる」というのは、息子にとって「大人になる」という意味だと思う。

以前にもそういう会話をしたことがあるからだ。


僕は大人になれる?という意味なのかな。



息子を解りたい。


言葉に頼っていては解ることはできないかもしれない。


言語への執着を手放して、私は探求するとしようか。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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