息子のアトリエでは子供たちが創作をしている間に大人も絵を描くことができます。暫くぶりに私も描きたい気持ちになりました。今週頑張った自分を癒したかったのかもしれません。
頭の中で描きたいと思っていたイメージは花畑でした。水彩色鉛筆と水筆で柔らかい雰囲気の絵を描きたいな。アトリエの先生が用意してくださった画用紙に小さな花たちを細かく描き始め、しばらくして気がつきました。花を描いても描いても画面が埋まらない!頭の中でイメージしていた絵と、実際の用紙のサイズが違ったのです。そうか、ここのところはがきやキーホルダーサイズの用紙ばかりで描いていたからだ。小さくまとまる絵ばかり描いていたから、そのサイズ感で描き始めてしまったようです。
私が昔通っていた絵画教室の先生が、「小さい絵を描いていると大きい絵が描けなくなる」とおっしゃっていたことが思い出されました。こういうことだったのね。身をもって実感しました。
そんなわけで描きながらちょっと迷子になってしまい、なんとなく不完全燃焼感を抱えて帰宅。でも娘に見せたら「いいね〜」と言ってもらえて、自分の中の理想を掲げすぎていたことに気づきました。勝手に自分で自分の絵にダメ出しをしていました。そんなこと普段子供達と関わる時は絶対にしないのに、どうして自分に対してだとしてしまうのでしょう。
迷子になりながらも今日描きたい絵が描けた。それで良しです。色んなサイズ感でまた試してみれば良しです。自分にも人にも優しく。楽しむ気持ちを忘れずに。
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