未来から呼ばれた場所

 今朝はいつもより10分くらい早起きできた。それだけでも大分ゆとりがある。子供たちを学校へ余裕を持って送り届けるには、もうあと10分くらい早く起きられるのが理想だと思った。
 帰宅後モーニングルーティンを済ませ、少しだけど片づけも進めた。11時からはオンラインコミュニティーでのセッションに参加しようと思い、それに合わせて用事を済ませた。さあ時間だと参加しようとしたら、なんと今回は30分早く開催されていたことに気づいた。もうセッションは終わっていた。急にできた余白の時間。はて、どうしよう。
 一瞬考えて、「そうだ、ランチを食べに出かけよう」と思った。いつもは家にある残り物を食べているけれど、ちょうど今日は何もないなと思っていたところだった。
 数ヶ月前に見つけた新しいカフェが頭に浮かんだ。ランチにしては少し早めの時間だし、きっと空いているだろう。サッと出かけることができた。そんな自分のフットワークの軽さが心地よい。
 白を基調とした店内は思った以上に広く、明るく、開放的な雰囲気だった。そして、やけにゆとりのあるテーブルや椅子の配置だと思った。何も入っていない空のガラスのショーケースが置いてあったり、白い壁には少しのグリーンが飾られているだけで、他には何も装飾がない。
 置いてあったショップカードを見て、その訳が分かった。ここはギャラリー併設のカフェだった。展示をしたり、ワークショップをしたり、販売やイベントをしたり。色んな可能性のある場所だったのだ。
 何となく、未来からここへ呼ばれた気がした。ここで何かする未来が待っているかもしれない。そんな風に思った。流れるままに辿り着いた場所に、そんな予感がしたのだった。
 そう思ったら、きっとそうなる。
 心地よい時間を過ごし、ごきげんにそのカフェを後にしたのだった。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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