結婚して1年半ほど習っていたピアノの先生のところへ、4年ぶりくらいにお会いしに行ってきました。元々夫が習っていた先生で、子供が生まれた後も遊びに行ったことがありました。でもその頃は娘は小学校低学年、息子は幼稚園児くらいの頃だったので、子供たちの成長ぶりに先生が驚かれていました。
先生は多分私の母より年上だと思うのですが、以前とほとんど変わらない外見、心地よいおしゃべりとおもてなしも変わらずでいてくださって、ホッとするような時間でした。
2時間近くおしゃべりをした後、一人ずつピアノを弾かせていただくことに。グランドピアノの音は、我が家の電子ピアノとはやっぱり全然違います。その音色と鍵盤のタッチに感動しながら弾きました。曲目は息子が大好きな「ながいなさんとはやいなさん」です。(笑)息子が弾こうと意欲を示してくれる曲なので、私も弾けるようになりたいとメラメラ燃えてきました。
続いて娘の番。以前から本人が気に入って独学で練習しているAlexandrosの「ワタリドリ」です。かっこいい曲ですが、オクターブがたくさんあるようで娘は苦戦していました。弾き始めると早速先生からの訂正が。弾いているところが1オクターブずれていたようで、他にも娘が勘違いしていたところがたくさんあったようで細かく訂正が入っていきました。先生の指導に段々と熱が入っていくのが分かります。20分近く指導を受けていたんじゃないでしょうか。8ページある楽譜を最後まで弾き切りました。
娘はサラッと曲を披露するくらいの軽い気持ちだったと思いますし、こんなに熱心に指導されることをどう思っているのか気になりました。先生は決して怒ることなく、ずっと穏やかで、弾けるようになったところを細かく「できたね」と承認していかれました。娘も真剣。集中している様子です。
終わった後、娘は「楽しかった!」と言いました。「やっぱり私ピアノ習おうかな。教えてもらえるとちゃんと弾けるようになるから楽しい!」と。良かった!先生の熱心な指導が娘の心にも届いたんだと思いました。受験が終わった娘にピアノを再開するか聞いた時、「習うのはいいよ。独学でやるから」と言うので、私はちょっと心配していました。独学でピアノって上達するものだろうかと。やっぱりプロの手を借りた方が、辿り着きたい場所に早く辿り着けるでしょう。
帰宅後、早速ピアノの先生に連絡するねと娘に言うと、「ちょっと待って」とのこと。熱が冷めないうちに始めた方が良いと思ったけれど、それはちょっと早すぎたようです。でも熱が冷めないと良いけどな、と思います。人のことは思うようにはいかないですね。つくづく思います。娘が決めることです。私はもう、自分のことをやろう!と心から思いました。それが今日の私の結論です。習いたくなったら、娘から言ってくるでしょう。
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