念願のDior展に、娘と一緒に行ってきました!チケットを取るだけでも大変な展覧会。当日券には連日行列ができるほどです。展覧会が始まってもう数ヶ月が経つというのにこの盛況ぶり。Diorファンがいかに多いかを感じさせますね。
展覧会の紹介動画を観て、異次元の展示な予感がしていました。娘はかつてテキスタルデザインに興味を持っていたことがあり、何か良い刺激になればと思いました。
展示の手法が斬新すぎて、別世界に迷い込んだような気持ちになりました。人が多いことで現実に引き戻されてしまいがちだったのが残念でしたが、少人数の空間で観ることができたなら、本当に時間を忘れてその空間に居続けてしまいそうだと感じました。
Diorが日本から影響を受けていたと知り、作品の多くに日本のエッセンスが散りばめられていて驚きました。嬉しいですね。日本人が持つ自然への畏敬の念が、Diorの大切にしたいことと一致していたようでした。
私が一番好きだったドレスは、この真ん中の桜のドレスです。娘が結婚式でこんなドレスを着たら素敵だろうなと妄想しました。(笑)
Diorの作品を撮影したフォトグラファーが、日本人女性であることにも驚きました。インタビュー映像が流れていましたが、白髪を纏めて、黒い衣装を着て、メイクはほぼしていらっしゃらないように見えました。すごく格好良かったです。この世界のDior作品を、日本人女性のフォトグラファーが撮っているということが、凄いことだなと尊敬の気持ちを抱きました。
女性の身体美を引き出すプロフェッショナルな世界でした。そして身体のラインの美しさだけでなく、そのドレスを纏うことによって表現される世界観も追求し続けている素晴らしさに圧倒されました。
小さな世界の天井の蓋をポーンと取っ払ってもらったような感覚です。もっと自由に、もっと発想豊かに、生きて良いんだよと言われたような気持ちが余韻として残りました。
上質なインプットでした。ありがとうございました。
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