心が震える

 昨日のワークショップの後、久しぶりに学童保育のオーナーさんとお会いして話す時間がありました。学童保育をお休みすることになった経緯や、今後の方向性などをお聴きすることができて、私もずっと気になっていた部分だったので、想いを共有することができて本当に良かったです。

 学童保育は「終了」ではなく「お休み」であること。企業が経営する大人数の学童保育が次々と出てくる中で、個と丁寧に向き合うことを重視してきた小さなこの場所は、子供達にとっては大好きな場所。息子も大好きな場所でした。何をするでもなく遊ぶ時間が本当は尊くて、そこにある楽しさを子供たちは知っているのだと思います。

 一旦お休みはするけれど、この場所を子供たちのサードプレイスにしたい。そして子供だけが対象ではなく、大人も参加できる場所にしたい。私の中にあるイメージと合致しました。私は、息子が地域の中で過ごせる場所を作りたいと思っています。そこに私自身も参加したい。それがここできっとできると思いました。

 この学童保育を利用し始めた当初は、お友達と上手く関われなくて、色々大変だった息子。それがこの前の春休みに利用した時には、お友達と遊びが成立していたと聞きました。息子も、お友達も、お互いに育ち合ったのだと思います。

 「心が震える」。オーナーさんが言いました。「やっぱりS君がここに居てくれることで、子供達は育っていくね。S君がみんなに与えているものがあるからだし、S君もみんなからもらってるよね」

 私もオーナーさんの言葉を聴いて心が震えました。同じ想いを共有できる人がいることが嬉しいです。そして息子が居てくれることで、私は心震える体験をたくさんしている。彼は本当に、私にとってギフトなのだと思うのです。

 心震える体験をできる人生は、幸せだなと思いました。

蝶々を追いかける息子。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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