今日こそは作例を完成させなければと焦っていました。昨日も一人で黙々と描いていましたが、なんだかあまり楽しくないのです。どうしてこんなに筆が重いのだろう?私って、実はあまり絵を描くのが好きじゃないんじゃないのかな?そんな疑念まで湧いてきました。
今日は娘が部活がなかったらしく、午後から家にいました。これはもう猫の手も借りたい!娘にヘルプをお願いしました。「作例描いてみてくれない?」
娘「えー!描く描く!すっごい大作書いてくる!」
そう言って、いつもは一人で1階へ行くのを嫌がるのに、一人でおうちアトリエへと向かったのでした。すごい!やりたい気持ちは苦手をも克服させてくれるのですね。
それからしばらく静かな時間が流れました。私はもう一人、いつものリピーターさんに連絡をとってみました。その方から「ぜひ参加したいです!」というお返事をいただいたのと同時に、1階から娘の「できた!」の声が。
想像を超える作品でした!私が描いていたイラストっぽい金魚とは全く別の角度からのリアルな作品。そうか、こういう描き方もできるんだ。一人では思いつきませんでした。娘の作品にインスパイアされ、私もすぐに描き始めることに。娘も2作品目を描くと言って、二人でテーブルを挟んで向かい合わせに座り、それぞれに描き始めました。
あれ?これって、私が夢に描いていた光景では?以前、未来をイメージして描いた絵があって、おうちアトリエの作業テーブルの上にずっと飾っていた絵があります。大きな窓があるアトリエで、窓の外には緑の木々や季節の花々が見えます。窓の手前には大きな長テーブルがあり、そこで娘と私が向かい合わせに座り、創作をしています。その側では息子が床に置いた大きなクッションに寝そべるようにしてかおノートを見ているのです。
ふと息子に目をやると、息子はテーブルのそばの床に寝そべり、かおノートを描いていました。未来の絵の通りの光景がそこにありました。
「この絵の通りになってる!」と私は感動しっぱなしです。娘も「楽しい〜」と言いながら描いています。大きな窓と、その向こうの自然いっぱいの景色はないものの、今いる環境の中でのベストな未来が実現している。そのことに信じられない気持ちでいっぱいでした。この未来の絵を描いた頃は、こんな未来が本当に来るのかなと半信半疑だったのに。でも、実現している。そのことにちょっと心が震えました。
夢が叶った日。今日は私にとって忘れられない日となりました。
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