おうちアトリエにて、個人レッスンの生徒さんと息子とのグループレッスンを開催しました。ASDの息子が友達と交流できる場所を作りたい。そこに私も携わることができたら。そんな想いからスタートしたおうちアトリエ造りでした。
おうちアトリエが完成して、人を招ける環境が整いました。そうしたらレッスンをしてほしいという相手が向こうから現れました。息子より2つ年下のKちゃんは、探究熱心で、好奇心旺盛で、会話の内容がなんとも愛くるしい女の子です。
息子はちゃんと参加できるかな?まあ、家のアトリエだし、気が乗れば参加してくれたら良いかな。そんな気楽な気持ちでいました。息子はしばらくリビングにいましたが、「アルファベットとでこぼこフレンズとひらがなを描く!」と言ってやってきました。
まずは今日みんなで描く予定だったゴッホの「星月夜」を。私とKちゃんより後から描き始めたのに、あっという間に私たちを追い越して完成してしまいました。
どうやら課題をさっさと終わらせて、自分が描きたい本題に入りたかったようです。とても丁寧にアルファベットの作品を完成させました。
フォントのように綺麗です。色も息子が自分で作っています。
続いてここしばらくブームが続いている「でこぼこフレンズ」の絵です。一つずつのキャラクターをスマホで表示して、下書きなしでいきなり絵の具で描いていました。全キャラクターを描き上げました。すごい。
途中でレッスン時間が終了してKちゃんは帰りましたが、その後も一人おうちアトリエに残って黙々と描き続けていました。
最後に完成したのがこちら。何かの暗号のようです。Eテレの「にほんごであそぼ」を見ながら描いていたので、何か意味があるのかもしれません。また後で息子に聞いてみよう。
そんなわけで、予想以上に息子は集中して取り組んでくれました。そんな独特の世界観で創作している息子の姿はKちゃんにとっても刺激になったようです。息子の創作を興味深げに観察し、楽しんでくれているのが伝わってきました。二人とも程よい距離感で、刺激し合っているのが伝わり、まさに私が思い描いていた光景がそこにあって、夢のようだと思いました。ミセスの歌の歌詞を借りるなら、「ああ、なんて素敵な日だ」。そんな光景が目の前にありました。
Kちゃんもとても楽しんでくれて、早速次回のレッスンも予約してくれました。再び息子とのグループレッスンを希望してくれて、本当に嬉しいです。どんな未来へ続いていくのでしょう。
今日は私の夢のひとつが叶った日でした。
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