ひとまず最後まで書き終えた自分史の原稿を、実際に朗読してみようと思いました。所要時間を測りたいのと、全体を朗読してみて自分がどう感じるかを知りたかったからです。これまでは一人の時間にそれをしていましたが、今回は春休み中のため一人時間をなかなか持てそうにありません。仕方がない、子供たちの前で読んでみようと思いました。娘はいいのですが、息子の前で読むのはちょっと気まずさを感じました。何せ主要登場人物ですから。どんな風に感じるのかな。こわいような、でも聴いてほしいような、両方の気持ちがありました。
それまで歌いながらカルタを並べていた息子は、私が朗読を始めると歌うのを止め、しばらく耳をこちらに傾けているようでした。次第に小声での歌が再開し、所々歌が止みます。きっと歌が止む箇所は、息子が聴きたいところなのでしょう。そんな反応を視界の片隅に捉えつつ、なるようになるだろうという気持ちで読み進めていきました。
終盤に向かうにつれ、段々と涙声になる私。娘も「泣いちゃうよー」と言いながら聴いています。最後の方は息子を気にする余裕がなく、どんな反応をしていたか覚えていません。とにかく最後まで読み切り、娘から「すごく良かった!」と感想をもらえたので、ひとまずホッとしました。息子も私のところへやってきて、私の頬にそっと頬をつけたような気がしました。
あとはエンドロールの制作です。作ったことがないので試行錯誤ですが、やったことがないことをやっていきたいと思います。
0コメント