昨夜夜中2時。ガサゴソと起き出す気配あり。息子が起きたらしい。目覚めてしまったかな。その後も4時ごろまでもぞもぞしている気配があり、私は起きたり寝たりと浅い眠りを繰り返した。
パパの寝室へ入っていってしまったので、これはいかんと私の布団へ招き入れた。しばらくして、シクシクと泣き出す息子。
「こわい…一人で行くの…」
そう言うと、うえーんと大きな声で泣き始めた。
そうだったのかとハッとさせられた。ずっと楽しみにしている様子だったから、この子は寂しがらないんだなと思っていた。でも本当は心の底では不安だったんだね。それは実に年相応だし、そう思うのが自然なこと。ちゃんと息子も寂しい気持ちを感じられていたんだなとホッとする気持ちもあった。
泣いている息子にどう声をかけたらいいか分からないまま、ただ、泣きたいだけ泣いたら良いんじゃないかという思いでそばに寄り添った。時々涙を拭いてあげながら。内心、行きたくないなら行かなくても良いんじゃないかなと思ったりもした。
ひとしきり泣いた息子は、涙を拭くと、「やっぱり行く」ときっぱり言った。心の葛藤を乗り越えて、気持ちの整理がついたみたい。自分の力でできたことが素晴らしいと思った。こわいという気持ちもちゃんと言葉で伝えられたし。すごいことだ。成長している!
明け方に浅い眠りを少しした後、息子はご機嫌に朝の支度をした。さっきの涙はどこへやら。
それでも学校に着くと、また寂しい気持ちが押し寄せて来たのか、目をしぱしぱさせながら涙を堪えている様子。それでも立派に児童代表の言葉を言うことができた。すごいすごい。笑顔で拍手を送った。
たくさんの先生に見送られながら息子たちは出発していった。帰宅すると、いつもの息子の行動の形跡が。朝ごはんを食べた後のコップや、テーブルにピシッと一列に並べられたかおノートたち。ついさっきまで息子がそこにいたんだなぁと、いつもの光景なのに涙が溢れそうになる。3日も私、耐えられるのかしら。回復するのにしばし時間がかかったけれど、せっかくの時間を、私なりに大切に使おうと思い直した。
きっとひとまわり大きく成長して、息子は帰ってくる気がする。その瞬間を楽しみに、お互い元気に過ごそうね!
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