息子の習い事の水泳を、今後どうしようかなと考えていたところ、サッカーのコーチからパラ水泳競技大会見学の案内をいただきました。ナイスタイミング!視野を広げてもらう機会となりました。
息子は水が大好きなので、プール自体は好きそうです。ただ集団でのスイミングスクールでは、息子の上達はなかなか難しいように感じていました。先生が直接指導する機会は少ないですから、「上達しない→つまらない→不適切な行動がでがち」というサイクルになっているのです。他の子の泳ぎを見て真似をする、というのは息子には難しいようでした。
それよりもマンツーマン指導をしてくれるところに変えた方が、上達して面白くなるんじゃないかな。そんなことを考え始めた矢先の案内でした。
息子の水泳歴は8年になります。同学年の子に比べればゆっくりペースですが、本人も嫌がることなく続けてこられました。水泳はやめたくないと言います。続けた先の未来の世界を見る機会になるかもしれません。
会場に入ると選手たちの泳ぐ姿が視界に入ってきました。見ただけではどんなハンディを抱えているか分かりません。会場のアナウンスでも、それらは特に公表されません。パンフレットを見ながら、どういう背景を持つ選手なのかな?と想像しながら観戦しました。
肢体不自由のハンディキャップを持った選手の泳ぎも観戦しました。すごい…。胸が熱くなります。水泳をするという選択をするに至った背景を聞きたくなりました。これは無理だろうと、行動の手前で諦めちゃいけないな。「本当に無理かどうか、やってみた?」選手の姿からそんな無言の問いが投げかけられているかのようでした。人間の可能性を目の当たりにしました。
息子にどれくらい響いたかは分かりません。目の前にプールがあるのに自分は泳がず、ただ人の泳ぎを見るという状況を理解していたかどうか、分かりません。じっと見続けることは難しそうだったので、1種目見たら次の種目の間はゲームを挟むというサイクルで観戦しました。何か息子の心に残るものがあれば良いなと思います。
私と夫にとっては、視野を広げてもらえる良い機会となりました。世界は広いし、色んな可能性があるなと思います。今はアンテナを立てて、色んな世界を見てみよう。
息子に描いてもらった競技会の絵。シンプル。(笑)
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