チーム娘、出動!

 娘の塾に久しぶりに同行しました。入塾時以来なので2ヶ月ぶりくらいでしょうか。マンツーマンの個別指導の塾ですが、親にも積極的に授業に同席してほしいという方針の塾なのです。実際授業に参加するのは私自身もとても楽しいです。学び直しをしているかのようですし、特に苦手だった数学に関しては、私もこんな風に教わっていたら数学を好きになれていたかもと思います。

 今回同行したのは、ちょうど昨日娘の定期試験の結果が返ってきたのですが、非常事態宣言が出るような結果だったからです。中学受験の時からの課題で、娘は分からないことがあっても先生に質問することができません。極度の引っ込み思案なのです。そのため個別指導の塾にしたのですが、それでもまだ質問はできていないようでした。

 私というクッションを挟めば質問できるかもしれない。それに娘のことを先生にもっと理解してもらうことが必要だと思いました。

 実際同席して良かったです。3人で話しながら、娘に合いそうな新たな取り組みが生まれました。それは「1日1問数学の問題を解く」というものです。たった1問?そんなことで成績が伸びるの?と思いがちですが、問題数を多く解くより、1問を丁寧に理解することが大切なのだそうです。自分ができそうな課題設定をする。できなさそうな課題設定をすると、できなかった自分を責めてコンプレックスの塊のような人間を育ててしまうそうです。今の自分に合った、クリアできる課題設定をする。その積み重ねをしていくうちに楽しくなってくる。それは私たちが取り組んできたABA療育に通ずるものがあると思いました。スモールステップで成功させてよく褒める、です。非常に共感しました。

 そしてこの塾の先生の素晴らしいところは、娘を絶対に否定しないところです。いつも娘を肯定してくれます。それは原因を娘の中に求めていないからなのだと思います。正しいやり方を身につければ必ず伸びる。行動の原因を本人に求めない。これもABA療育に通ずるものがあると思いました。

 娘もやる気を示し、なんと自らスマホのルールを決めたのです。21時でスマホは終了する。それ以降は睡眠の質のために観ない。そして早寝早起きをして、朝イチで数学を1問解くのだと。スマホは触れないように自分でロックのかかるケースにしまっていました。

 自分で決めるということがとても大事です。スマホから解放された娘は、なんだかホッとしているように見えました。「スマホがないと頭の中が忙しくない」。そう娘が言いました。平穏を手に入れたようです。

 これからの娘の変化が楽しみです!チーム娘、出動です。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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