息子初めてのマラソン大会当日。真冬の寒さな上に小雨も降っているという、なかなか厳しい気候でした。服装に困ります。走り出したら暑いだろうけど、現地に行くまでと待っている間は寒いでしょう。結局、半ズボンに上は長袖シャツ、その上からフリースを羽織るというスタイルにしました。それでも息子は寒くてブルブル震えています。
スタート地点まで歩いて30分弱でしょうか。既によく頑張ったと思います。息子は小学校5年生男子の部。3kmを30分以内にゴールすることが目標です。タイマーをセットして、スタンバイしました。
スタートまでの待ち時間が長く、息子は寒さでフリースを着たがりました。我慢させようとするパパのピリピリしたやり取りで息子が不穏に。「やだ!やだ!」を連発し始めました。最近ではあまりない癇癪なので、息子にとってストレスがかかる状況だったのだと思います。ABAで習った通りの対応で私が介入して、息子を整えてからスタートしました。
練習の時の走るスピードよりも、かなり早いスピードで走っていったようです。出発直前の息子が不穏だったので、様子を見るため自転車で伴走しようとしましたが、思った以上のスピードで走っているので、全然追いつくことができず、危うくゴールを見逃すところでした。ゴール直前で息子と伴走者のパパに追いつくことができました。
練習の時は30分ギリギリのタイムだったのが、本番の今日は21分50秒でゴールできました。自己ベスト更新です!すごい!息子の頑張りが伝わってきました。
息子は真っ先にフリースを取りに来て、着ながらわんわんと泣きました。フリースへの執着を抱えながら走ったのでしょう。走り切った喜びは感じられたのかな。自信につながる体験になったのかな。出発前の大人側の関わりがもう少し違っていたら…と思いましたが、そこは帰宅後夫と反省会をしました。私たち大人もこれで全体の流れが分かったので、来年があるのなら見通しを持って接することができるでしょう。
マラソンでは同じクラスのお友達が数人いて、一緒に走ってくれたのだそうです。嬉しいですね。帰宅後、落ち着いた息子にマラソンの感想を聞いてみました。「マラソン大会に出てみて良かった?」と聞くと「良かったよ」。「来年もまた出たい?」→「出たいよ」。「本当に?」→「本当よ!」と息子らしい口調で答えました。ニコニコ穏やかに答えてくれたので、おうむ返しではなく、本当の気持ちのように思いました。
ちょっと涙もありましたが、良い経験になったことは間違いなし。大きな階段を一つ上がりました。本当によく頑張りました!パパもおつかれさまでした。
0コメント