息子の冬休みの宿題はひとつだけ。書き初めです。書く言葉は「希望の朝」。良いですね。亡くなった父が毎朝姉と私を起こしくれる時に、こんな歌を歌っていました。
♪あーたーらしいあーさが来た。きーぼーうのーあーさーだ。よろこーびに胸をひーろげ、あおぞーら仰げー♪
(新しい朝が来た。希望の朝だ。喜びに胸を広げ、青空仰げ)
「希望の朝」という言葉を聞くと、父が毎朝口ずさんでいたこの歌を思い出します。良い歌詞ですね。私はこんな良い言葉を毎朝かけてもらっていたのだなと気づきました。お父さん、ありがとう。
さて、息子の書き初め指導は毎年熱が入ります。年々漢字が増えて、息子の漢字とひらがなでの温度差を感じます。今年は4文字中3文字が漢字。息子はひらがなは見事に書きますが、漢字は全体像を捉えるのが難しい様子でした。望の亡と月の間が離れてしまったり、朝の中央も離れてしまったりしていました。
それでも何枚か書くうちに、なかなか素晴らしい作品が完成しました!途中何度か休憩を挟み、ようやく完成した時の息子の一言。
「やっと終わった〜〜〜!!!」
魂の声が出ました。やり遂げた!という達成感が伝わります。私も一緒です。めちゃくちゃ疲れるけど、清々しい気分です。
こんな風に二人三脚で取り組む息子との書き初めが、きっと幸せな記憶に刻まれるのでしょう。亡くなった父との幸せな記憶も呼び覚ましてくれました。きっと3人で書いたね。父と私と息子で。ありがとう。大好きだよ。
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