学校の帰り道。とても良いお天気だったし、買いたいものもあったので、息子に「いつもとは違う道で帰ろう」と提案しました。息子もすんなりOK。
買い物を済ませて店を出ると、脇道の奥に公園が見えました。子供達が幼稚園くらいの頃に一度か二度行ったきりの公園です。息子が行きたがったので立ち寄ることにしました。
懐かしい公園。あの頃は子供達が小さかったから感じなかったけれど、私よりも大きくなった息子が遊ぶ遊具は小さく感じます。自由人な息子は滑り台に寝そべって日向ぼっこ。貸切状態だったので良いでしょう。滑り台に寝転がると、もはや地面に足がつきそうなくらい、息子は大きくなったのだと感じました。
好きなものや好きな遊びは、おそらく小学校低学年くらいのもののような気がします。身長が伸びた分、見た目には違和感を感じるようになりました。公園で遊んでいても、一人だけ身長が飛び抜けています。小さな子供達からすると、「大きいお兄さんが自分達と同じ温度で一緒に遊んでいるぞ?!」と感じるのでしょうか。息子を眺めながら、そんなことを思いました。
いつもと違う道を通って、久しぶりの公園を経由して、いつもと違う道を通って家まで帰りました。息子がずんずん前を進むのを、私は後ろからついていきました。「こっちの道を通る!」と自分で決めて、息子は歩いていきます。
道の覚えがとても良い息子。その辺りは頼もしいなと思います。私たちの小さな小さな冒険が終わりました。
以前道ですれ違った、小学校低学年くらいの男の子2人の会話が印象的で、今でも覚えています。
ちょうど別れ際だった二人。「じゃあな」という挨拶の代わりに、二人はこう言って別れたのです。
「良い冒険だったな!」
なんて素敵な別れの言葉でしょうか!
私は感動して、思わずニコッと微笑んでしまいました。そんな毎日を送れたら、どんなに素敵でしょうか。
今日の息子と私にもきっと似合う言葉です。
「良い冒険だったな!」
そんな毎日を送りたいものです。
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