息子と友達


 先月お休みした分の振替でアトリエに行ってきました。いつもとは違う曜日のアトリエ。最近仲良くなったアトリエ友達のRくんはやっぱり今日はいませんでした。

 開始後20分くらいして、息子が「Rくんは?」と聞きました。「今日はいつもと違う曜日だから来ないんだよ」と先生が返しました。無言の息子。

 今日のアトリエでの目標は、かおノートの紙粘土作品を最後まで完成させることでした。しかしなかなか手が進みません。絵の具をして、ちょっと紙粘土をやったかと思ったら「スライムを作りたい」と。

 いつもは綺麗な色のスライムを作るのに、今日は真っ黒なスライムを作り始めました。普段はこぼすこともせず、職人のような手捌きで絶妙な弾力のスライムを作る息子です。しかし今日はなんだか様子が変。真っ黒なスライムをボタボタと周りにこぼしてしまっています。そして顔にまでスライムをつけてしまうという。

 これは何やら様子が変だぞ。「Rくんがいないことへのショックを発散しているのでは?」先生からそんな指摘がありました。確かにそうかもしれません。以前Rくんと一緒にやった、絵の具で手形をつけてみたりしていました。きっとRくんとの遊びをなぞっていたのかもしれません。

 言葉や表情には出さないけれど、そうやって気持ちのサインを出しているんだなぁと切なくなりました。次はいつもの曜日だから、きっとRくんと会えるね。息子にとって大切なお友達ができて良かった。嬉しい発見でもありました。




 息子が大好きなカエルグミ。ライトに透かして遊んでいました。綺麗だなぁ。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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