「俺たちは親友だからな」

 4歳年下のRくんとアトリエ近くの公園で待ち合わせ。道中ものすごい強風で、思わず建物の中に避難したくなるほどの寒さ。こんな状況で公園遊びできるのか⁈ 今日は短時間でバイバイすることになるかな。ホッカイロ2つを握りしめながら、私は最初そんな風に思っていたのでした。

 ところが遊び始めると、気づけばなんと4時間近くも公園で遊び続けたのでした。日陰は寒かったけれど、日なたはまあまあ暖かくて、見守る大人もなんとか耐え凌ぐことができました。

 ルールのある遊びに興味のない息子。鬼ごっこは逃げる方は得意でも、追いかける方は全くダメ。マイペースに走るのでジョギングのようになってしまい、4歳年下のRくんが逃げるスピードを緩めてくれて、ようやくタッチできるという感じ。そんな感じでもお互いに全然気にしていない様子。たまーに鬼ごっこをして、後は公園の遊具で2人は寄り添うように同じ遊びをしていました。お互いに無理していない感じ。波長が合うのだなと思いました。

 あまりの寒さに、近くのファミレスで一旦お茶をしました。お店を出て、そろそろお開きかなと思ったら、もう一度同じ公園へ。「もっと遊ぶ」「長く遊ぶ」息子からまさかのおねだりが。

 お互いにもっと一緒に遊びたいと思っていることが嬉しくて、Rくんのお母さんと喜び合いました。Rくんもお友達と一緒に遊べたのは初めてのことだそう。嬉しいです。Rくんのお母さんと私も妙に波長が合い、仕事が私の前職と同じ業種だったりと共通点もあって、長時間公園で一緒に見守りをしていても自然体でいられました。親子で楽しいなんて、すごいことです。

 名残惜しいお別れをして、また遊ぼうね!と約束しました。Rくんは待ち合わせの30分も前に公園に来てくれていたことも知りました。待ちきれなかったのだそう。「Sちゃん(息子)と俺は親友だからな!」Rくんはそんなかっこいいセリフを言ってくれていたのだそう。

 息子に親友ができるなんて。そんな嬉しい未来がやってきてくれて、私は本当に嬉しかった。昔の私に教えてあげたいな。未来は大丈夫だよと。


息子が描いたRくん。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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