今年の夏は暑かった。片道20〜25分かかる息子の通学。息子はノロノロと歩みが遅い。重たい荷物たちは私の自転車のカゴに乗せて、私はゆっくりと自転車を引いて隣を歩く。「もう少し早く歩ける?」「もうちょっと早足で!」私もつい焦ってそんな声がけをしてしまう。朝のイライラが私の小さなストレスだった。
ここ数日、ようやく秋らしい気候になった。朝の空気が爽やかだ。息子はご機嫌に走り出す。軽やかに、ジョギングのように。私も自転車を漕いで後ろから追いかける。なんだこの違いは。数ヶ月に及ぶ朝のイライラが、快適な朝ジョギングの時間へと変身!清々しい気持ちで学校へと到着した。
暑さに弱いのだと改めて思った。気温が変わっただけでこんなにも変化するのだから。この夏は息子にとってしんどかっただろうな。よく頑張ったね、と胸が熱くなった。
走る息子は気持ち良さそうだ。ありのままな感じがする。風のように走る息子を見ながら、こんな風に生き生きとしている息子を見ることが、何よりの幸せだと思った。
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