息子の優しさ


 お昼ご飯のデザートは、パパ特製のかき氷。いつも何かお菓子をトッピングするのが息子のお決まりで、今日はこちらのフルーツ飴。

 色合いがとっても素敵で、思わずパシャリ。



 息子の優しさを感じる場面が増えてきた。このフルーツ飴の詰め合わせが残り僅かになっていて、「ママにもひとつちょうだい」と言ったら、少ない中から一番大きい飴を私にくれた。自分の分には小さい方を選んだ。

 主人と私がふざけて喧嘩っぽくしていると、息子がタタタッとやってきて、攻撃している方を「えーい!」とやっつける仕草をする。弱い方を守ろうとする息子の優しさを感じる。

 学校の宿題の音読で、道徳の教科書を読んでいる。短い話を1話ずつ。考えさせられる良質なお話ばかりが掲載されていて、聴いている私も面白いし、読んでいる息子も興味を持っている様子が見られる。国語の教科書の同じ文章を何度も繰り返し音読していた頃は、機械的に読んでいる感じだったのが、今は話の内容に興味を示すようになった。

 先日読んだ「ひとりぼっちのYちゃん」というお話は、クラスの女子たちから仲間外れにされてしまうYちゃんと、本当はYちゃんと仲良くしたいのに、クラスのみんなからいじめられる側になりたくなくて、Yちゃんに優しくすることができない主人公の女の子のお話だった。

 息子の音読を聴き終えた後、私はなんとも言えない悲しい気持ちになった。私が何か言うより先に、息子がこう言った。

 「悲しいね」

 驚いた。悲しいと感じたんだ。そしてそれを言葉で伝えることができたんだ。ちゃんと物語を理解しているし、感情を動かしている。それは息子とのやりとりの中で実に新鮮な出来事だった。

 優しい子なんだな、と思う。普段の態度からは分かりづらいところが多いかもしれないけれど、あなたが持っている人への思いやりが、伝わっていくと良いなと思う。そのためのサポートは全力でしていくよ。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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