スライムってどう遊ぶもの?


 アトリエでよくスライムを作る息子。目分量で材料を調合し、絶妙な弾力に仕上げることができます。柔らかすぎず、硬すぎず。まるで職人のような手捌きで。




アトリエでスライム遊びをする様子。


 以前にも記事に書きましたが、息子は頭頂部を中心に何かの感受体があるようで(なんだ、この文章。笑)、色んなものを頭頂部に乗せたがります。水、砂、粘土、そしてスライム。前世はきっとカッパだったのでしょう。

 しかしスライムの場合は、髪の毛に絡まって大変なことになったので、それ以降頭には乗せなくなりました。代わりに顔に乗せたりすることがあります。絶妙な弾力に仕上がったスライムなので、顔に張り付くこともなく、パックのようにつるんと取れます。ひんやりとした感触が気持ち良さそうです。

 夏休みに利用している学童保育でスライム作りをしました。息子はいつものアトリエのノリでスライムを顔に乗せたようですが、周りの人にはびっくりされてしまったようです。そういう反応が一般的ですよね、と息子のやることにすっかり慣れていた自分に気づきました。

 帰宅後、学童保育のオーナーさんから連絡があり、色々と息子を注意しすぎてしまったかもしれないと言われました。考えてみたら、息子さんは誰にも迷惑をかけていません。大人都合のルールだったと気づかされました。そんなコメントをいただきました。

 そんな風に自分を省みてくださり、それを素直に伝えてくださるオーナーさんが素晴らしいと思いました。共通理解を図るためにしばし熱い意見交換のラリーをしました。私もすごく嬉しかったです。社会に息子の居場所が増えていくこと、息子との関わりを真摯に考えてくださる方がいるというのは、本当に心強いです。私たちは良い人に恵まれていると思いました。

 みんなで育てていく。そして息子が社会の中でできることを見つけていく。息子も誰かの役に立っている実感を持ちながら生きていく。そんな未来を迎えるために、必要な人に出会えていると感じました。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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