今週末に運動会を控え、息子の調子が少しずつ崩れ出しています。例年、行事前後は崩れる傾向があります。あの独特のピリピリムード、集団行動をする時間が長く、息子にとっては苦手な要素が詰まっています。
今年の表現種目は「ダイナミック琉球」という沖縄音楽のダンス。手持ちの小さな太鼓を叩きながら踊るのですが、振り付けがなかなか難しそうです。大きめの派手な振り付けがあるわけではなく、その場に立ちながら向きをあちこちに変え、静かに隊形移動をしていく印象です。集団での静の動きを表現する美しさを感じました。
分かりやすく手を上げ下げしたり、くるくる回ったり、そういうダンスであれば息子にとっては分かりやすいですし、例年はそれで割とクリアしてきたのです。隊形移動のタイミングは、周りのお友達が声がけをしてくれてできていました。しかし4年生ともなると難易度が上がるのですね。今年は頑張りどころだなと思います。
先生からいただいた練習風景のビデオを見ました。みんなが前を向いている時に一人後ろ向きになっていたり、立ち上がるタイミングがワンテンポずれていたりして、すぐにあれが息子だと分かりました。その姿は、私の想像を超える頑張りでした。息子の姿に涙が出そうになりました。充分にできている。これでいいと思いました。
これだけ頑張っているのだから、態度の崩れも理解できます。担任の先生も理解してくださっていて、学習のペースを落としたり配慮してくださっているようです。態度が崩れている時はサインなので、課題を緩めにしてあげて、スモールステップでよく褒める。但し、「態度が崩れたからやらなくていいよ」とすると、本人にとっては誤学習になってしまいます。態度の崩れが出る前に、予めこちらから緩めの課題を設定し、それができた良い状態を褒める。成功させて褒めて終える、ということが本人の良い状態をキープするために重要なこととなります。
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