自律神経について考える。

 「自律神経」という言葉を知ったのは高校生の時。学校からの帰り道にふと目眩で倒れそうになり、受診したのがきっかけだった。「自律神経失調症かもしれませんね」と医師に言われた。当時の私は片道2時間かけて高校まで通っており、毎日ある沢山の小テストや、分からないまま容赦なく進んでいく授業についていくのに必死だった。先生に当てられたらどうしようと、いつもプレッシャーを感じていた。本当は塾に行きたかったけれど、母にそれを言うのは気が引けた。母自身も片道2時間かけて通勤しており、母も自分のことで精一杯という感じだった。誰かに助けを求めるということが、当時の私はできなかった。

 その時はそれ以上の症状はなく元の生活に戻れたけれど、社会人になって4年目の頃、色々なストレスが重なって、少しだけ似たような症状が出た。ちょうど退職して地元に帰るタイミングだったため、実家でゆっくり過ごす時間を得たことで、大したことにならずに済んだ。

 そして息子が生まれて数年して、多動で意思疎通がままならない息子の育児の日々が続いた時、今までで一番色んな症状が出た。動悸や息苦しさ。胸がざわざわするような感覚。見た目には分からない程度だったと思うけれど、私自身は、子供を連れながらまたその症状が出たらどうしようと不安になった。その不調は地味にじわじわと私の日常生活を不安にしていた。

 今はだいぶ良くなったけれど、体温調節がとにかく苦手で、妙に暑がりだったり寒がりだったりで体温調節に体力を使ってしまう。今日のような急に気温が下がった日も身体に堪えるようで、夕方体力回復のために仮眠を取らねばならないほどだった。

 ここへ来て、私はようやく決心した。これはちゃんと向き合わなければいけない。騙し騙しできたけれど、ちゃんと不調と向き合う時だ。専門家にも相談したらいいし、助けを求めていったらいい。何年も苦しんでいるなんてもったいない!

 苦手なことは伝える。助けを求めていくと決めたから。どんな風に改善していったかも、そのうちまとめられたらと思います。

 

息子の作品。
BearのB!

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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