はじめの一歩


 息子が小学生になって初めて学童保育を利用しました。これまで用事があって息子を預ける必要がある時はほぼおばあちゃんに頼んでいました。卒園した幼稚園の小学生預かりを利用したこともありましたが、コロナになってからはその制度も利用できなくなっていました。なので学童保育にはほぼ預けたことがありません。

 預け先がなかったわけではありません。放課後等デイサービスなどを利用する選択肢もありました。でもそれをしなかったのは、息子のコンプライアンスが低い状態で第3者に預けるとよくない状態がさらに強化されてしまう可能性があるからです。息子の特性に合った適切な対応ができる人に対応していただければ大丈夫だと思いますが、そうでない場合はよくないお土産を持ち帰る可能性があるのです。そうなった場合、また元の状態に戻すための時間と労力がかかります。おばあちゃんは私たちと一緒にABA療育を学んでくれているので、一番安心してお願いできる存在でした。

 そういうわけだったのですが、ここのところ息子の状態が随分良くなってきたこともあり、第3者に預けるステージへ上がってみることにしました。指示が入りやすくなったり、コミュニケーション力が上がってきた今なら大丈夫かもしれない。そう判断したのです。

 いつもワークショップでお世話になっている学童保育さんに預かっていただくことにしました。オーナーさんの方からぜひと声をかけてくださったことも大きかったです。これからは息子が地域の中で生きていく道を見つけていきたいと思っていたので、嬉しいきっかけでした。それもこれも私がパステルアートのワークショップをしていたご縁があったからこそだなと思うので、何がつながるかって本当にわからないですね。やはり直感に従い、自分ができることを真心を込めてやっていくことで道が開けていくのだなと思います。

 体験で預かっていただいた息子。「みんなで遊ぼう!みんなでお弁当食べよう!」と言って場を和ませていました。息子なりの過ごし方を見つけて楽しく過ごせたようです。

 地域に預けることができる安堵感。心がじわーっと温かくなりました。今日はひとつ階段を上がれた記念日となりました。

365日の展覧会

はは、むすめ、むすこのアートな日々

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