宿題をする時、ひとつの宿題が終わるごとに小さめのお菓子を用意している。それが強化子となり、息子のモチベーションにつながっている。
今日息子が選んだのは、レモン味のラムネと、黄緑色のカエルグミ。そしてメロンソーダ味の黄緑色の色鉛筆飴。このお菓子の組み合わせを選ぶことも、息子の楽しみとなっているようだ。
3つのお菓子を並べて「ほら!黄色と黄緑だよ!」と私に見せに来た。私は、「本当だ。これ、お花みたいだね。黄緑色のところが茎と葉っぱで、黄色がお花みたいだね」と、感じたことを返してみた。
すると、息子が一気に高揚したのが分かった。ぴょんぴょんと跳ねるような足取りで、玩具箱から「どうぶつ積み木」を取り出した。これも息子の1番のお気に入りのおもちゃだ。その中からフクロウの積み木を取り出して、私のところへ駆け寄った。
「ほら!フクロウだよ!」そう言って、お菓子と一緒に並べた。フクロウは黄緑色と黄色だった。
「すごい!お菓子と同じ色の組み合わせだね!」と私が返すと、息子がぴょんぴょんと跳ねた。嬉しくてたまらないという風に。
気持ちが通じ合う喜び。伝えたいことが伝わる喜びを感じているんだろうな。そう思った。きっとそれは、息子にとって、とても稀有なこと。伝えたいことを伝えられない、それがベースの世界で生きてきたはず。だから、自分が伝えたいことが伝わって、私と一緒に喜び合えたこと。それがきっと、ぴょんぴょんと飛び跳ねるほど嬉しかったのだろう。
この瞬間をこれからも積み重ねたい。この気持ちを息子がたくさん味わえるように。
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